照江寺の大日如来


照江寺大日堂の大日如来坐像 ※御開帳時に撮影

【江浦 大日如来 御縁起】

 

  大日如来は遍照金剛如来と申し上げ、大日如来の妙徳は、内は真如法界を照らし外は一切衆生を照らして智慧円満少しも欠けるところが無く、その広大無辺の功徳は海の深さも山の高さも到底及ぶことが出来ないといわれ、密教では諸仏を総取締りする格式の一番高い如来とされております。

 当山大日如来は、今から千有余年前に弘法大師が駿豆の国を御遊行なされ、霊域修禅寺に御修験の御時、一刀三礼祈願を込めて作られた弘法大師御力作の尊い仏像であります。

 爾後どういう縁か、慶長3年(1598)2月、当寺開山周天禅師によって修禅寺より吾が山に勤請せられ、寛文11年(1671)10月吉日、中興開山凉室禅師によって現在地に堂宇が建立され如来が奉安されるに及び、当寺の山号を大日山と命名したのであります。その後幾多の星霜を経て風雨のため堂宇が廃頽し、文化3年(1806)10月、松道禅師によって再建され、その後も御開帳の度毎に(当時の御開帳は33年に1度)大修理を行って現在に至っております。

 当山大日如来は開山周天禅師以来、海上安全・大漁満足は勿論、家運長久・息災延命の功徳は日々に顕著であり、近隣の善男善女は挙って如来の尊体を崇敬して止まないのであります。

 ここに、大日如来の御由来を申し上げ妙徳を仰ぎ奉る次第であります。

 

※秘仏につき、御開帳時(10年に1度)のみ拝観いただけます。